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意外と知らない犬知識:柴犬の歩き方について 前編



散歩中、毎日のように眺めている犬の歩く姿。

毎度同じように歩いているように見えますが、実は歩くスピードや生まれつきの個性によって歩き方が違います。

今回はgif動画で代表的な歩き方について説明します。


犬が歩くとき、自然に歩いている場合大きく分けて4通りの歩き方をしています。

常歩(なみあし:ウォーク)

速足(はやあし:トロット)

駈足(かけあし:キャンター)

襲歩(しゅうほ:ギャロップ)

この4つです。


また、特別な歩き方である側対歩(そくたいほ:pace/amble)を行う犬もたまに存在します。

前編では、常足・速足・駈足、について紹介します。



常歩(なみあし:walk)


自然な4つの歩き方の中で、最もゆっくりとした歩き方です。


左前肢→右後肢→右前肢→左後肢、という順番で歩く、4節で構成される運歩です。

こう書くと複雑そうですが、前肢だけ、もしくは後肢にだけ注目すると、交互に踏み出す普通の歩き方に見えるでしょう。前後で踏み出す足のタイミングが違っているのでこのような運歩となります。


常に2~3本の足が地面についているため、安定しており、エネルギーの消耗が少ないので非常によく見られる歩き方です。






速足(はやあし:trot)


左前肢と右後肢(右斜対肢といいます)と、右前肢と左後肢(左斜対肢)が対になって、歩き出しと着地を繰り返します。

こちらは2節で構成される運歩です。


犬にとって最も頻度の高い歩き方であり、そこそこ速いが疲労は少ない歩き方である、とても効率の良い歩き方です。


基本的に速足の状態では宙に浮く(四肢がすべて地面から離れる)ことはほとんどありませんが、歩幅やスピードが大きいタイプの犬種などは速足の状態でも浮遊と着地を繰り返すことがあります。

(フライングトロット)。





駈足(かけあし:canter)

両前肢を右左とも跳ねるように動かし、それと少しずれたタイミングで両後肢も跳ねるように動かす運歩です。

わかりにくいですが、片方の前肢と反対側の後肢が同じタイミングで動いています。

例えば左の駈足の場合、地面をけるのが、右後肢→左後肢と右前肢→左前肢の順番になっています。このとおり3節で構成される左右非対称の運歩です。

人間が走るのと同じくらい~より速いくらいのスピードで、まだ全速力ではありません。

この運歩では、最大で3肢が地面につくタイミングがあります。

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