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リーダーウォークの方法について②


あなたとワンちゃんが「ワンステップストップ」に慣れてきたら……



・今度は自由に歩いてみよう。


「ワンステップストップ」に慣れてきたら、今度はそこから5歩、10歩と徐々に歩く距離を延ばしてみましょう。


ここのポイントは「話しかけない」ことです。

ドッグトレーナーが散歩のトレーニング中に犬に声をかけているのを見たことがあるかもしれませんが、それはおそらく別の、例えば「脚側行進」などの訓練中のことでしょう。リーダーウォークの練習中は犬に声をかけないよう注意しましょう。


また、例え誰が愛犬と一緒に歩いたとしても、その子は同じように歩けるようになる必要があります。

ぜひご家族みんなで「リーダーウォーク」を実践してみてください。


このしつけの結果の理想像は、あなたが立ち止まると愛犬も自動的に止まり、座ってあなたを見上げるようになることです。


そのうちあなたが何もしなくても、犬が自発的に訓練通りのことをし始めるようになるでしょう。

その時は頭を撫でて褒めて、よくやったと伝えてあげてください。



・犬は褒められても嬉しくない?


意外に思われるかもしれませんが、犬にとって褒められることはさほど嬉しいことではありません。


ではなぜ褒める必要があるのか。

褒めるということは、犬に自分が正しいことをしたということを伝えるために行います。


なので、あまりたくさん褒める必要はありません。

かわいい愛犬を一杯褒めてあげたくなる気持ちはわかりますが、あまり過剰だと犬からするとあなたが自分に媚びているように感じてしまうかもしれません。



実はこれが問題行動の原因となるケースがあります。

もしそのようなことが続いてしまうと、犬はどんどん利己的になり、人を見下すようになることがあります。

人を見下す犬は人の言うことなど聞きません。



・どんどん前に歩いてしまう犬や歩くのが遅れる犬の直し方


前を歩く犬のしつけには、左向きのしつけが効果的です。犬の頭が足より先に出たらすぐに左に曲がります。犬は左側を歩いているので、ぶつかりそうになります。

もちろん犬は運動神経がよいので足をよけますが、危ない!と思います。


この訓練により、彼はあなたの動きにもっと注意を払い、あなたの先を行かないことを学びます。



さらに反時計回りに大きく円を描くように回り続けるのも効果的です。


あなたが反時計回りに回転し続けると、犬からすると行く手を阻まれることになります。

犬は後ずさりすることを余儀なくされます。

それでもだめなら前足を踏むぎりぎりまで近づいてみましょう、犬はあなたの動きにもっと注意を払うでしょう。


逆に歩くのが遅すぎる犬の場合は、別のトレーニングに切り替えることが効果的です。


さっきのトレーニングとは逆に、右に曲がってみましょう。

犬はあなたの左側を歩いているのでおいて行かれる形になります。

さらに時計回りにぐるぐる回ると、結果的に歩く距離が人間より犬の方が多くなるので、人間と同じ速さで歩くとまったく追いつけません。

犬はもっと早く歩かなければならないと考えるでしょう。


また、犬に地面の匂いを嗅がせないようにさせることも重要です。

犬が地面を嗅ぎ始めたということは、注意が散歩することから離れ始めた証拠です。

その場合、左(犬の方)を向いて止めましょう。

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