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マズルコントロール

マズルコントロールの方法

マズルコントロールも、賢い犬に育てるためには避けては通れない大切なしつけの1つです。ホールドスチールと合わせて行いましょう。マズルコントロールとは、飼い主が自由自在に、マズル(犬の口)をコントロールすることをいいます。


まず、ホールドスチールがしっかりできている必要があります。その状態で犬のマズルを手で持ち、犬の口を軽く上のほうに向けてみましょう。

次に下、そして右に向かせ、手を持ち替えて左を向かせましょう。可能ならばくるっと回してみてください。


犬は口で攻撃をし、ものを食べます。なので犬にとって口は生命線といえます。

生命線である口を飼い主が自由にコントロールできるということは、それだけ人に対して従属的であるということになります。


たまに口の中にすっと指を入れてマズルコントロールができているか確認してみましょう。指を入れると、すぐに噛む犬がいますが、噛むこともなく大人しくしていればマズルコントロールが完璧にできている証拠です。



マズルコントロールを拒否する場合は、

マズルを握らないようにすることを心がけてください。



マズルコントロールをすると、抵抗したり、拒否をする犬がいます。

そのような時はマズルを握らないようにしてください。


親指と人差し指がくっつくような握り方でマズルを丸く握ると、犬に首を振られたとき、スッと抜けてしまいます。

この場合、全ての指を開いた状態でマズルを持ちます。






抵抗して暴れるような時は、下顎をしっかりロックしてください。


飼い主の手が犬の下顎よりも下をつかんでしまうと、犬の喉をつかむ形となってしまい、犬は苦しくて余計もがきます。あくまで下顎をロックします。


少々抵抗して暴れても、下顎を抑えていれば手を噛まれることはありません。

上手にロックが効けば、すぐ抵抗をやめます。


マズルコントロールができていると、簡単に薬を飲ませられます。



薬を飲ませるときは、マズルコントロールの状態から、犬の口を少し開けて、中に薬を放り込みます。


犬は口を閉じると、舌を出してきますが、舌を出した瞬間に薬を飲み込むでしょう。 



マズルコントロールができていると、薬を飲ませる時も、素直に従ってくれます。

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